戦後70年談話について、中国では安倍首相が談話発表した直後から
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に多くのネットユーザーが
コメントを寄せています。
戦後70年談話に対する中国の反応をまとめてみました。
戦後70年談話 中国の反応
▼中国版ツイッター・微博(ウェイボー)
「侵略っていう文言はどうなんだ?」
「戦争で日本の犠牲になった中国人に哀悼の意を示そう」
「おわびとか反省とか言ったみたいだけど、
だったらどうして戦勝国の領土を占領し続けるのだろう」
「また始まった。口では“おわび”とか言ってるけど、
心からの言葉ではない」
「安倍が南京大虐殺記念館の石碑の前でひざまずいたら、
小日本(日本の蔑称)が謝罪していると認めてやる」
「文言を盛り込むことがそんなに大事?」
「日本が歴史の教訓として学んだことは、
米国には逆らってはいけないということだけだろ」
「この談話、信じられるの?」
中国政府の反応
▼中国外務省、華春瑩報道官
「日本は当然、戦争責任を明確に説明し、
被害国の人民に誠実に謝罪し、軍国主義の侵略の歴史を断ち切るべきだ。
この重大な原則問題について、いかなるごまかしもすべきではない」
中国メディアの反応
▼中国国営新華社通信
「直接的な謝罪を回避した」
「歴代内閣の歴史認識を振り返る形で
間接的に『反省』と『謝罪』に言及したものの、
戦後生まれの日本人は謝罪の宿命を背負う必要はないとも表明した」
ちなみに、中国共産党系の環球時報(電子版)は、
安倍首相が談話の中で「台湾」を個別に言及したことや、
侵略した国に対するお詫びに「中国」が最後に列挙されたことについて、
不快感を示しています。
また、今回の談話の中で安倍首相による直接な謝罪がなかったことを、
中国・韓国が批判していますが、
今回の談話の中で一番特徴的だったコメントは、
「わたしたちの子や孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」
と、安倍首相がこれまでの歴史に区切りをつけたい考えを
世界に示したことだと思います。
このコメントについて、中国や韓国をのぞく世界各国から
理解を得ています。
とくに、日本と戦争したアメリカのネットユーザーからは、
「もう十分に謝罪したんだ、先に進もう」
「全く同感だ。繰り返し謝罪する必要はない。そんなことをしたら、
謝罪を要求する側から見下されるだけだ」
とのコメントが寄せられています。
戦後70年、日本は自信をもって未来に進むべきです。